狂い咲き
「うっさい。これ以上お前といると抑えがきかなくなるから出てけ!!」

「ヤダ!!理由は!?言ってくれるまで動かないから!!」

「…じゃあ、俺がお前のベッドで寝るから。お前はそこ使っていいから。おやすみ。」

「ちょっと!乃亜!」

―バタン―

理乃に呼ばれても無視をして部屋を出た。

―ズルズル―

壁にもたれ掛かったまま崩れた。

「あぁ、せっかく猫被ってたのになぁ…。…もう無理だな。」


ポツリ呟きニヤリと独り怪しく俺は笑った。


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