星屑ビーナス
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…が、数時間後。一日目も残り半分を切った頃、売り場の隅にはみっともなく身を屈め猫背になる自分がいた。
…ま、まずい…
足が、痛い…!
立ち仕事自体不慣れなのに、今朝急いでいていつも通りの高めのヒールで来てしまった私の足は既に限界を感じており、じんじんと痛む爪先に思わず背中が丸まってしまう。
どうしよう、けど今休憩貰う訳にはいかないし…椅子に座ってるわけにもいかない。でも痛くて仕事にならないのも事実…。
(どうしよ…)
そう痛みと戦っていると、突然後ろからバシッ!とお尻を叩かれた。
「ぎゃっ!」
「なーにだらしない格好してるんだよ」
「ま、真崎さん…」
振り向くとそこには丸めた資料を手に持った真崎さんの姿。感触から、その資料でお尻を叩かれたのだろう。