放課後1時間





「委員長!大丈夫か?!」



飛んできた彼に腕を引っ張られ、立ち上がって砂を落とす。



わたしの顔を覗き込むと、安心したように息を吐いた。





「よかった、当たらなくて。怪我なかった?」



手を握られ顔を覗き込まれて、心臓破裂状態の私。



それでもなんとか冷静を装い、



「だ、大丈夫よ」



と答えた。





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