ぱすてるぴんく。
確かに、
爽やかで整った顔をしていた。
二重の大きな瞳はとても
キラキラしてて。
ああ、キレイだなって
私も思った。
性格は抜きだけど。
でも知らなかった。
あの人が、この高校にいたなんて。
ねぇ。どうしてキスなんか
したんですか。
『かっこいいよね。先輩。』
『優しそうだし、頭いいし。
イケメンだし。彼氏にしたら自慢しほうだいじゃん!』
先輩のことで話が盛り上がって
いるのを横目に
私は窓の向こうに見える
透き通った空をみた。
何で…
あの時。
『でも何でメイにキスしたんだろうね?』
『もしかして…ふふ』
『あ〜あり得るな。ずっと前から…的な?ねっ?メイ』
『ん?』
やばっ。聞いてなかった。
そこで正直に聞いてなかって言ったらまずいか。
だからとりあえず
笑ってみた。