[短]お前は俺のもんだろ?
ムスッとしていた私のところに堺君がやって来た。



堺くんはうちのバスケ部のアイドル的存在で淳の親友。



かわいい笑顔でみんなを癒してくれる子犬みたいな存在なんだ。



「葵、わかってんのかよ?明日だぞ?」



堺くんは顔に似合わない険しい顔で私に言った。



「ん………分かってるけどさぁ…」



「お前、そんなんだったらマヂふられるぞ?」




そう。堺くんは私と淳のことを純粋に応援してくれてる男の子。




実は明日は淳の誕生日。




それに合わせて私、淳に告白する予定なんだ!!……けど……



前日になっても未だ幼なじみから脱け出せません。




堺くん、一生懸命応援してくれるのに……



本当に申し訳ないです………っ!!



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