(短編)私と先輩の関係
ノートを見て固まる彼女に、すべてが終わったのだと感じる。
「なにこれ」
と、指差すページには、男と男が乱れた姿で抱き合うイラストが記されていた。
・・・・引かれてる
彼女は黙って私の机にノートを残し、そのままどこかへ行ってしまった。
それから、残りの学校生活は友達ができないまま。
その子から、クラス中全員の女子にその話が広まり、みんなから白い目で見られて卒業。
高校は、できるだけ他の子と被らないところを選んだ。
いじめられてたわけではないけど、お陰様で常に人の目を気にしすぎるという癖がついてしまいました。