吸血鬼少女の餌は意地悪幼なじみ!
「…俺は努力したんだよ?」
「人気のない私を推薦枠にするための?」
あー…
噛み合ってない
俺は、人気のトップの小花を推薦枠から外す努力をしたのに…
自身の人気に自覚のない小花には分かんないか
まぁ、俺が時々害虫駆除してるしね
小花が自分の人気に気付くわけがない
「俺は…小花を推薦枠から外す努力をしたんだよ。でも、アイツが邪魔した」
「…アイツ?」
「副会長。菊宮。あの、推薦枠のお知らせを作成した犯人」
「なんで菊宮くんがそんな意地悪するの?!」
振られた腹いせ&俺への嫉妬らしいよ
…言えないけど
「まだ、小花が好きなんだって。可愛いんだって。だから、菊宮独断で推薦枠決めたんだって」
「職権乱用!菊宮くん、本当に眼科行った方がいいよ!私、可愛くないもん」
って言いながら、頬を染める小花にイラっとする