吸血鬼少女の餌は意地悪幼なじみ!

うん、俺の意地悪スイッチ入ったね


「なぁ、小花。おまえを推薦枠から外す努力をした俺を疑ったね?」

「…だ、だって」


焦りだした小花は俺との距離を取ろうとする
でも、逃がさないよ?


「ガブッていつもより荒々しく噛んだね?」

「うっ…ご、ごめんなさい」


逃げ腰の小花の腕を掴んで捕獲


「痛かったなー。泣きそうだった」


"泣きそうだった"は嘘だけど
いつもより、ほんの少し痛かったのは事実


「ごめんね…もうしないから…許して?」


困ったような小花の表情
それを見て、もっと困った顔をさせたくなる


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