吸血鬼少女の餌は意地悪幼なじみ!

「…珪…く…ッん…く、苦し…」


そんな、小花の必死のヘルプにやっと唇を離す


「……息しなよ。なんで、止めてんの?」


はぁ、はぁ、言う小花
本気で酸欠起こしてる


「息…継ぎ…の、やり方…知らない…もん」

「バカだな」

「うぅ…反論する元気がない…」


俺に体を預けて疲れている小花
本当、馬鹿可愛いな…


「次、キスする時は…吸血前だな」

「…なんで?」

「血の味が凄い」

「あぁ、そっか…血の味が美味しく感じるのは私達だけか」


俺は吸う側じゃないからね
吸われる側だからね

まぁ、でも…


「回数こなせば慣れるし平気だよ」

「…?!!」


遠回しに
"これから何回でもキスをする"
っと言ってみる

小花は驚きのあまりに固まった

さぁ、小花は一体いつになったら俺の気持ちを察してくれるんでしょう?

きっと、今日も小花は俺の気持ちに気付かない





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