吸血鬼少女の餌は意地悪幼なじみ!

「大丈夫だから、安心して優勝してこいよ」

「何が大丈夫なのよー!全然大丈夫じゃないよー!」


最後までわーわー騒ぎながら舞台裏に帰って行った小花を見送る

そして、俺はその足でプリコンの本部にと向かう

その本部にいる企画者に笑顔で申し出る


「生徒会推薦枠に1人追加させてくれる?」

「生徒会役員は出れませんよ?」

「俺じゃない。コイツを出したいんだよね」


っと、見せるのは一枚の写真

彼女とのツーショット写真
その男の方を指差す

俺の友達の"紀野棗"

彼女にデレデレ過ぎて目立たないけど
一応、小花と同じ吸血鬼なだけあって美形なんだよね


「あー、この人ならOKです」

「急で悪い。ありがとう」


さて、棗を捕獲しに行くか


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