吸血鬼少女の餌は意地悪幼なじみ!
「ねぇ、小花!今日の放課後タルト食べに行かない?」
駅前にあるタルト専門の可愛いカフェ
燐とたまに食べに行くんだ
だから、今日も行きたいんだけど…
「ごめん、燐…放課後、珪くんの雑用が…」
珪くんとの約束(強制的)を破ると大変な事になる
「そっかぁ、珪くんとデートの約束があるなら仕方がないねぇ」
「デートじゃないよ。雑用だよ」
きっと今日も、どーでもいい雑用を無理矢理押し付けられるんだ…
これのどこが、デートになるのよ
だいたい、珪くんと私はそんな関係じゃない
「結構お似合いだと思うんだけどなぁ」
「そんなことない。絶対ない」
珪くんは私のこと好きになんてならない
私、可愛くないし
珪くんだって、私を奴隷・雑用係位にしか思ってない
だから、望まない