吸血鬼少女の餌は意地悪幼なじみ!

係りの人に案内され、棺桶が転がる暗い部屋に通される

部屋の中には大きな机が一つ
そして、椅子が8脚
更に、椅子の数だけヘッドホンが置かれている


「では、ヘッドホンを装着して席にお付き下さい」


係りの人が言う通りに椅子に座りヘッドホンを付ける


うわぁ…何も聞こえなくなった


そして、係りの人が部屋を出ると薄暗かった部屋が真っ暗になった


『カツーン…カツーン…』


ヘッドホンから流れる誰かの歩く足音


『我は渇いている…紅き血潮でこの渇きを潤せねば』


…どーしよう、全然怖くない

紅き血潮で渇きを潤せねば…って、吸血鬼の台詞ダサい


『い、いやぁ…や、やめて!来ないでっ!きゃぁぁぁああッ…!』


どうやら、近くのお部屋に居る設定の女の人が血を吸われたらし…

なんか、じゅるじゅる音するし…
私、そんな音立て吸わないよ?

どーしよう…
なんか吸血鬼侮辱されてる気分だわ




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