吸血鬼少女の餌は意地悪幼なじみ!
ドキドキして、遊園地どころじゃなくなりそう…
って、思ってたのはほんの一瞬だった
「珪くん、珪くん!ジェットコースター乗ろう!」
「小花、好きだね。絶叫系」
実はこれでジェットコースター3回目
相手が珪くんだから容赦なく我が儘を言える
「ジェットコースター乗ったら、おばけ屋敷ね!」
「おまえ、テンションが小学生だな」
あれ?
もしかして、珪くん…
「ごめん…疲れた?」
結構、引っ張り回してたもんね
「…別に」
うん。嘘だ。
珪くん疲れてる
「珪くん、休憩しよ!アイス食べたい」
そう言って方向転換
珪くんを引っ張って売店に向かった