吸血鬼少女の餌は意地悪幼なじみ!
ガチャンっ
拘束具が私の体を縛る
「いや、ただの安全バーだから」
ピロロロロ…
そして、地獄へのゴングが鳴る
「いや、ただのスタート音だから」
プシュー…
そして、カウントダウンが始まる
「あ、足が浮いた。ってゆうか、小花…大袈裟でしょ」
「嫌だもん!恐いもん!心の声を読み取らないでよー!」
いやぁー!
足がフワフワするよー!
スースーするよー!
「逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ」
「いや、今更逃げれないでしょ」
「怖い怖い怖いっ!」
「怖いって言ってると余計怖いよ?目、開けたら?景色いいよ?」
「ゼッタイ嫌だ!」
ガチャンっ
あ、上昇が止まった…
じゃぁ、次は…
落ちるんだね?
「きゃぁぁぁあああ!!!」