吸血鬼少女の餌は意地悪幼なじみ!
「本当、最高のリアクションだね」
「………。」
ヨレヨレ、フラフラの私
それに対して、満足げな珪くん
本当に怖かったのに
本当に乗りたくなかったのに
「小花?」
「………。」
怒ってるんだから
無視してやるんだから
「はぁ…うん。ごめん。やり過ぎた」
「!」
ポンポンっと撫でられる頭
コレだけで、怒りが飛んでく単純な私
「…ジュース買って」
「うん。買ってあげる」