吸血鬼少女の餌は意地悪幼なじみ!
「…え?」
今、なんか…幻聴が?
「棗の話は本当だよ?お前のお母さんからも聞いたしね、その情報」
サラサラと、何食わぬ顔で答えてらっしゃるけど…
「だから…俺の血は、小花を想い過ぎて激旨になってるハズだよ?」
「!!?」
ちょっ、ちょっと待ってよ!
思考が追い付かないよ!
何、この展開!
ちょっ、顔が熱いっ熱いよ!
「珪くん…が、私のこと…す…?」
「あぁ、大好きだよ?」
まるで、当たり前のように答えている珪くん
テンパっているのは私だけなのでしょうか?