吸血鬼少女の餌は意地悪幼なじみ!

「…珪くんって、独占欲強いの?」

「何、今更なこと言ってるの?俺、自覚してるほど独占欲強いよ?小花に触る野郎に容赦しないし、小花が俺以外の血を吸うのも嫌だ」


本当だ…
独占欲丸出しだった


「だから、あんまり俺を妬かせるなよ?妬かせ過ぎたら…監禁するよ?」


ニコッと笑ながら言う珪くん
うん、冗談だと信じよう


「直訳すると…私のことが大好き過ぎて独り占めしたいってことですか?」


冗談には冗談で返す
すると、予想外の返事がきた


「うん、正解」

「…え?」

「好き過ぎて独り占めしたい。ってことで、取り合えずキスしてい?」

「え?え?」

「いただきます」

「えっ、ちょっ?!待っ…ッんん」


想いが通じた珪くんは…
強引で、独占欲丸出しの激甘彼氏の予感です




< 160 / 162 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop