吸血鬼少女の餌は意地悪幼なじみ!
「どーして言い切れるの?」
「俺が死んだら小花は先輩のように、他の餌を求めるようになるんですよね?…そんなの俺、許さないんで」
小花が俺以外のヤツの血を貰うなんて許さない
小花は俺の血だけ飲んで生きてけばいい
もちろん、一生ね
「貴方…すっごく嫉妬深いし独占欲丸出しね」
「はい、自覚してます」
俺は小花のことに関して、物凄い独占欲と嫉妬を発揮する
「はぁ、なるほどね。貴方、随分とその子のこと好きなのね」
「えぇ、なので諦めて下さい。先輩にあげる血なんて一滴もありません」
「いらないわ。きっと美味しくないもの」
美味しくないだなんて
飲んでもないくせに何故わかるんだ?
まぁ、いっか…
なんか諦めてくれたしね