吸血鬼少女の餌は意地悪幼なじみ!
「交渉決裂。帰るわ」
くるりと方向転換をした先輩
そんな先輩を呼び止める
「先輩!小花は?」
いまだに俺の腕の中にいる小花
いったいいつ目を覚ますんだ?
「そのうち起きるわよ。じゃぁね、生徒会長くん」
そのうちって…どんくらい?
まぁ、いっか…
小花のお母さんに聞けば分かるだろう
取り合えず、小花を連れて帰ろう
で、ついでに今の出来事も報告しておこう
そして、俺は小花を背におんぶし直して学校を後にした