吸血鬼少女の餌は意地悪幼なじみ!

うーん…
手首から吸われるって…
色気ねぇーな


「…ごちそうさま」


血を飲み終え、俺から離れる小花
そんな小花を見て思った


「これで、小花は俺無しじゃ生きていけなくなったね?」

「?!」

「一生俺と生きてかなきゃ…だね?」

「?!!」


あれ?
反論してこない

いつもなら、怒るなり騒ぐなりするのに…
今、目の前にいる小花は、顔を真っ赤にして固まっている


「小花…?」

「と、トイレ!」


俺が声を掛けると、客間からダッシュで逃げていった

…何、あの反応

自惚れじゃなければ、あの反応って…
小花が俺のこと…意識してる?

だったら、いいんだけどなぁ



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