吸血鬼少女の餌は意地悪幼なじみ!
「ちょっと、燐…いい?」
「ん?うん」
燐を誘って人気のない階段へ行く
で、もう一度燐の匂いを確認…
「…燐って、造血族?」
「ぇ…」
燐が固まった
でも、たぶん間違いない
珪くんに似た血の匂いがする
「小花…もしかして、吸血鬼…なの?」
「うん」
「私の血を…飲むの?」
「ううん、私の造血族は…珪くんだし。珪くん以外の血を吸うのダメって言われてるし」
そこまで言うと、燐が笑った
「そっか、珪くん…造血族だったんだ。私と一緒なんだね?で、小花は棗と一緒なんだ」
「…え?」
棗くんと私が一緒…って
「棗くん…吸血鬼なの?」
「うん、そーだよ?まだ、覚醒してないけど」
そーだったんだ…
意外に近くに居たんだね
同族の人