吸血鬼少女の餌は意地悪幼なじみ!

side:珪


「うー…アホ、バカ、ふざけんなぁ…」

「棗、うるさい」


同じ部屋の棗が彼女に会えなくて暴言を吐きまくってる


「うー…燐に会いたい…血も飲みたい」


血も飲みたい…か
小花は大丈夫かな?


「…なぁ、珪。」

「ん?」

「血、吸わせて」

「小花以外に吸わせる血はない」


俺の血は小花のものだ


「親友がこんなに困っているのに?!こんな時に一途を発動させないでよ!」


あぁ、もう…
うるさいなぁ…


「はぁ…飲み過ぎんなよ」


俺は渋々棗の前に自分の腕を差し出した




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