吸血鬼少女の餌は意地悪幼なじみ!
恋の予感?!
「まったく…とんだ林間学校だった…」
「大変だったね?」
林間学校から帰ってきたその日
珪くんに血を貰いに行ったら元気がなかった
話を聞くと、棗くんにたっぷり血をあげ過ぎたらしい
「えっと…無理そうなら我慢するよ?」
血を失い過ぎて倒れられたら嫌だもん
一応、昨日は燐に血を少し貰ったし私は大丈夫だと思うんだよね…たぶん
正直、物凄く喉が欲しているけど
うん、たぶん大丈夫…
「いいから、我慢なんてするな」
「うーん、じゃ…いただきます」
あまり飲み過ぎないように気を付けよう
そう思いながら珪くんの腕に噛み付いた