吸血鬼少女の餌は意地悪幼なじみ!
パチン
パチン
パチン
パチン
次の日の放課後…
私はホチキス片手に大量のプリントと闘っていた
今作ってるのは"文化祭のしおり"
やっと30部作り終わったところだ
そして、31部目を作ろうとした時…
生徒会室の扉が慌ただしく開いた
「会長!大変です!印刷室にあった文化祭のしおりのプリント束が無くなってます」
慌ただしく入って来たのは副会長くん
そんな副会長くんに珪くんは笑って答える
「大丈夫だよ。ここにある。俺の優しい幼馴染みが冊子作りを手伝ってくれてるんだ」
"俺の優しい幼馴染み"…?
しかも、手伝ってくれてる?
違うじゃん
何かと理由を付けてパシってるんでしょうよ
うわぁ、パシリって自分で思っちゃったよ
あー、悲しい現実…