吸血鬼少女の餌は意地悪幼なじみ!
「俺が教えてあげるよ」
「え?」
急に菊宮くんとの距離が縮まる
慌てて距離を保とうとしたが、背後の校舎の壁が邪魔をする
そして、
「コレが…キスだよ?」
「や…やめっ…んっ!」
私の抵抗の言葉はあっさり奪われる
菊宮くんの唇によって強引に
驚きと恐怖で涙腺が緩む
やだ…いやだ!
珪くんっ!!
「小花ー?」
恐怖心が届いたのか、近くで私を呼ぶ珪くんの声が聞こえてきた
それと同時に菊宮くんは慌てて、私を解放して逃げていった