吸血鬼少女の餌は意地悪幼なじみ!

「…ッはぁ…な、何っ?!」

「何って…気持ち悪いって言うから。消毒」


驚いて真っ赤になってる小花に、シレッと答える


「しょ、消毒って…!わ、私のセカンドキス…」


あー、なんだ…
ファーストキス消失に続き、セカンドキス消失したって怒ってるのか

だったら、小花
それは違うよ


「言っておくけど…小花のファーストキスは俺が貰ってるよ?」

「………は?」


ファーストキスどころか、セカンド、サードと…ずーっと俺だ

因みに、記念すべき小花の…
いや、俺達のファーストキスは…


「俺も覚えて無いんだけどさ。3歳の時に、俺とお前はキスしてるよ。証拠写真もあるよ?母さん達が面白がって写真撮ったんだ」

「……う、そ」


本当、本当
きっと、小花の家のアルバムにも残されてるに違いない


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