変則的Heart breakの定義
#.2
間違い電話
――結弦がいなくなってから…秋が来て木枯らしが吹き枯れ葉を揺らした。
俺がいなくても……バスケ部はそれなりの結果をおさめてるらしい余計な情報だけは入ってくる。
だけどいまだに電話帳からは…結弦の名前は消せないままだ…。
――そして……今日も……外にあるバスケットゴールの前で1人ボールを転がす……。
ーーそして・・脱け殻のような日々を過ごしても
結局バスケをやめられないまま冬を過ごして……2年へと進級した。