変則的Heart breakの定義


「そっかあー。

じゃあ…丙くんねっ!!

丁君とクラス離れちゃったんだね‥。」



双子の弟の丁の会話を持ちかけながら俺に愛嬌を振りまく彼女にその時は複雑な気持ちで言葉を返す。


「丁の‥友達?」




「うん。


丁君とは中等部の時…一緒に生徒会役員でお世話になったんだー!


ちなみに‥バスケ部のマネージャーやらせてもらっちゃったりしてー!」





「―――ああ……。
そうなんだ…………。」


悪気のない屈託のない笑顔に俺は拍子抜けしながら答える俺にお構いなしに彼女は相変わらず話を切り出してきた。


「―――丁君とさっきそこであってさー!!

私…丁君に何組か聞いたら隣のクラスだっていってたから…そしたら双子のお兄さんと同じクラスだって事聞いちゃって…双子だけど丁君より丙君の方が大人っぽいんだねー!」


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