高校生彼氏
「周りの言葉なんか聞かないで。俺だけを見て。俺だけを信じてよ」
「……宜しく…お願いします」
コクリと頷くと、恥ずかしそうに頭を下げた。
「よっしゃ!マジ嬉しい♪」
届いた!
思わずこっちに引き寄せそうになる。
「ヤベ。我慢できない」
早くこの手に好きなだけ抱き締めたい。
「どうしたの?あ、早く服乾かそう。病棟にある乾燥機使って……」
「南さん一人暮らし?」
「え?うん。すぐそこのマンションだけど?」
「じゃ行こっ♪」
「ええっ!」
手を取るとスタスタ歩き出す。俺は本来我が儘の自己中なんだよ。そして普通にスケベだしさ☆
やっと想いが通じ合った南さんと相合い傘をしながら……彼女のマンションに向かった―――――
【END】