高校生彼氏
恥ずかしくて恥ずかしくてこのままどっかいっちゃいたい。だって私から誘ってる…。
でも、私だって龍くんが好き。今までだってちょっと勇気が出なかっただけ。
「泊まって…いいの?」
コクリと頷いた私を確認すると……龍くんは私の目の前にしゃがみ込んだ。
その気配を感じて顔を上げると、そこにある龍くんの顔は切なくて今にも泣きそうで……
違う意味で泣きそうだった私の頬に触れる大きな手のひら。そこから龍くんの熱が伝わってくる。
「南ちゃん……大好き」
そのまま近付いてくる端整な龍くんの顔。
反射的に目をつぶると唇に暖かくて柔らかい感触を感じる。
正直キスするだけでも凄く緊張する。それ以上なんて………あ~ダメ。考えただけで緊張死しそう。
そんなコチコチに固くなった私に気付いた龍くん。
クスクス笑ってる!
恥ずかしいっ!そりゃあ龍くんは初めてじゃないだろうけどさ……。
「大丈夫。優しくする」
耳元で囁く龍くん特有の低いけど滑舌の良いゆっくりとした喋りに嬉しいやら恥ずかしいやらドキドキするやらなんやらかんやら……………
混乱してる私をそっとベッドに寝かせて電気を消してくれた。
「ねぇ、真奈美さんになんて言われたの?」
「ん~?………」
ちょっと言いにくそうに言葉を濁した。
「南ちゃんとまだなんでしょ。私だったらすぐにヤれるよ」
抑揚のない龍くんの言葉に絶句。聞くべきじゃなかった。
「でも俺、H目的なんかじゃねーし。はっきり断ったから」
「うん」
「それよりやっと言える」
ギュッと抱き締められて最高の言葉のプレゼント。
「南…愛してるよ」
-愛してる…-
その言葉だけで私は何でも乗り越えられそうな気がした。
周りがなんて言ってもきっと頑張っていける。
「私も……愛してる」
【END】
でも、私だって龍くんが好き。今までだってちょっと勇気が出なかっただけ。
「泊まって…いいの?」
コクリと頷いた私を確認すると……龍くんは私の目の前にしゃがみ込んだ。
その気配を感じて顔を上げると、そこにある龍くんの顔は切なくて今にも泣きそうで……
違う意味で泣きそうだった私の頬に触れる大きな手のひら。そこから龍くんの熱が伝わってくる。
「南ちゃん……大好き」
そのまま近付いてくる端整な龍くんの顔。
反射的に目をつぶると唇に暖かくて柔らかい感触を感じる。
正直キスするだけでも凄く緊張する。それ以上なんて………あ~ダメ。考えただけで緊張死しそう。
そんなコチコチに固くなった私に気付いた龍くん。
クスクス笑ってる!
恥ずかしいっ!そりゃあ龍くんは初めてじゃないだろうけどさ……。
「大丈夫。優しくする」
耳元で囁く龍くん特有の低いけど滑舌の良いゆっくりとした喋りに嬉しいやら恥ずかしいやらドキドキするやらなんやらかんやら……………
混乱してる私をそっとベッドに寝かせて電気を消してくれた。
「ねぇ、真奈美さんになんて言われたの?」
「ん~?………」
ちょっと言いにくそうに言葉を濁した。
「南ちゃんとまだなんでしょ。私だったらすぐにヤれるよ」
抑揚のない龍くんの言葉に絶句。聞くべきじゃなかった。
「でも俺、H目的なんかじゃねーし。はっきり断ったから」
「うん」
「それよりやっと言える」
ギュッと抱き締められて最高の言葉のプレゼント。
「南…愛してるよ」
-愛してる…-
その言葉だけで私は何でも乗り越えられそうな気がした。
周りがなんて言ってもきっと頑張っていける。
「私も……愛してる」
【END】