いろんなお話たち

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家族団欒の時間。
いつもだったらあてがわれた部屋に籠ってるクラウスさんもソファに座りみんなでテレビを観ていた。
久登さんが居なくなってから心なしか態度が優しくなった（気がする）クラウスさんだけど、液晶の中の芸人を冷めた目で見るのは変わらずで。
あと少ししたら林檎ちゃんの紹介である学園へ行くことになっていたから、そしたら離れることができるし、まぁ別に今のままでいいかと思っていた。
そしたらかかってきた1本の電話に、和やかな空気は壊される。
まぁ居間に戻ってきたクラウスさんが勝手に刺々しい雰囲気を放つせいだけど……それからはぎこちない日々が続いた。
うん、別の意味で、お父さんもお母さんも私も気まずいんだよね。