【完】イケメン*眼鏡*ランデヴー
「澪、こちらが東京から来た渡辺悠莉さん。悠莉、こちらは俺と同じ、自然交流委員です。」
今にもブッチギレそうだった私をクールダウンさせるかのタイミングで、永太が口を挟む。
「自己紹介は出来るだけ標準語でね?」
「あいー。」
返事をした無表情君は、再び私に視線を戻す。
「わんや錦古里澪(きんこり みお)だしよ、ゆたしく………えー、よろしく?」
何か、無表情だけど、首を傾げる姿はちょっと、大型犬を彷彿とさせて、なかなか可愛い。
「うん、ゆたしく。」
『よろしく』がこちらでは『ゆたしく』だということが会話で分かったから、こちらの言葉で挨拶を返す。
「わんのことは、名前で好きに呼んでしむんど。わんや悠莉って呼ぶだがぁよ。」
「分かった。じゃあ、澪ちゃんって呼ぶね。」
澪ちゃんは無表情のまま、ゆっくりの動作でこくん、と頷いた。
今にもブッチギレそうだった私をクールダウンさせるかのタイミングで、永太が口を挟む。
「自己紹介は出来るだけ標準語でね?」
「あいー。」
返事をした無表情君は、再び私に視線を戻す。
「わんや錦古里澪(きんこり みお)だしよ、ゆたしく………えー、よろしく?」
何か、無表情だけど、首を傾げる姿はちょっと、大型犬を彷彿とさせて、なかなか可愛い。
「うん、ゆたしく。」
『よろしく』がこちらでは『ゆたしく』だということが会話で分かったから、こちらの言葉で挨拶を返す。
「わんのことは、名前で好きに呼んでしむんど。わんや悠莉って呼ぶだがぁよ。」
「分かった。じゃあ、澪ちゃんって呼ぶね。」
澪ちゃんは無表情のまま、ゆっくりの動作でこくん、と頷いた。