【完】イケメン*眼鏡*ランデヴー

「えへ、永太さん、貴方の変顔も皆期待してますけど、一枚いかがかしら？」



「このフラー！………貴方は一回脳ミソクラッシュしないとダメみたいですね？」



至極美しい笑みを浮かべた永太は、私の苦し紛れの返答に即座に返し、その大きな掌で私の頭部を鷲掴みする。



それだけでもかなり辛いのに、更にこの鬼畜は私の頭をブンブン前後に揺すり始めた。



「ウガァァァ！クラッシュする！私の頭部崩壊まで後何秒ですかァァ！？」



「クラッシュさせるつもりですから当たり前でしょ？石頭でなければもうじきクラッシュしますよ！」



こいつ、マジ手加減無しだよ！痛いし気持ち悪い！



こういう日に限って澪ちゃんは部活だし、雅治はウェイくボードだし、鬼畜のマンツーマンオフェンス、防げないよ。



しばらく鬼畜クラッシャーを喰らい、多分頭蓋骨の奥の脳ミソが変形しただろうという頃、ようやく解放されて、私は居間の畳へ崩れ落ちた。



「とにかく、恥さらしな写真は今後止しなさいよ、恥ずかしい。」



「はい…すみません。」



死にたくないから従うしかない。……ただし、Facebook限定でなっ！