【完】イケメン*眼鏡*ランデヴー
顔のズキズキがやっと収まり、私達三人は、これから一ヶ月のことを簡単に話し合う。



「悠莉、学校からの説明は真面目に聞いていましたか?」



「うん、それとなく。要はこっちの自然とか文化を目と肌で体験してレポート書いて、新学期に全校生徒の前で発表会をやるって感じ?」



その答えに、澪ちゃんが頷く。



はあ、馬鹿な回答して永太の鬼畜スイッチは押さなかった模様。



「その自然を案内するのが、俺達自然交流委員会。もう一人いますが、私用が立て込んでてね、後でここに来ますよ。」



「あー、ウェイくボードのって話してた子?」



「うぬ通りだしよ。」



成る程ねぇ。そういや、毎年このイベントで遠距離カップルが生まれるみたいだけど、こうやって、密接して一ヶ月過ごすからなんだ。



恋愛に…………無理無理。イケメンだけど、片や鬼畜だし、片や天然ワンコちゃんだし。



「だ、れ、が、貴方何かに惚れますか。そのジュラシックパークに流石の俺も萎えるやっし。」



「ヤリチンぬ永太んかいウングトールくとぅ言わりゆんなんて、悠莉や大物だしよ。」



クソ!エスパーエロボイス鬼畜が!萎えんな!こちとらギャル男とか派手系男子にはわりと人気だっつの!



しかも澪ちゃんの発言から、ヤリチンなのは発覚したからな。ふはは!そのうち仕返しに再起不能のちんすこうにしてやんよ!



…って、だから下ネタァァ!
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