【完】イケメン*眼鏡*ランデヴー
「悠莉、やー東京んかいけーるまでに行きたいちくあんみ?」



「行きたいとこ?んんー、そうだなぁ………あ!」



お腹いっぱいで幸せの中、雅治の言葉に考えた私は、ひとつ沖縄の醍醐味のあれを思い出す。



「星砂!星砂のある海岸に行きたい!」



「フシ砂ぬ浜が西表島にあんから、うまにいちゅんか。」



その提案に澪ちゃんがフォークをくるくる、と空気中で回転させながら答える。



「いちゅんぬんかいや時間もかかるし、んなぁが揃う日調整して別日んかいりっか。」



「澪あらんくて永太ぬ運転でな。」



さっきの安全運転の恐怖を思い出したのか雅治がべーっと舌を出して顔をしかめる。



「あはは!楽しみだね!」



皆で遠出する最後になるかもしれないから、絶対楽しんでやろう!
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