【完】イケメン*眼鏡*ランデヴー
「なまちゃーん!」
玄関の引き戸を開けて、大きな声で『ただいま』を叫んで靴を脱ぎ捨てドカドカと上がっていく雅治。
それに続いて、脱ぎ捨てられたデッキシューズを揃えて自分の靴を脱ぐ永太と、脱ぎやすそうなクロックスから足を外す澪ちゃん。
「お邪魔しまーす。」
私もミュールを揃えて置いて、ひょこひょこと歩く雅治の跡を追うと、永太の家の立派な今を更に上回る立派な畳の部屋に辿り着く。
「けーいみそーちー。あら、永太に澪も。………ウンジュや?」
その部屋の机を拭いている、艶々ロングの黒髪の切れ長の目の女性が、うちなーぐちで『おかえり』を告げる。
「姉さん久しぶり。こちはら雅治から聞いてるでしょ?東京の子。」
「ああー!ウンジュが悠莉やいびーんね!」
この女性が永太のお姉ちゃんなんだ。
確かに………絶世の美青年と言っても過言じゃない永太に比べたら普通だけど、日本人らしい黒髪に、涼しげな切れ長の目は永太と同じで、やけに色っぽい。
「雅治からひっちー聞いちょるよ。」
「あ…どうも。渡辺悠莉です。」
目を細めて笑う顔なんて、無駄にエロい。雰囲気は永太そっくりだ。
玄関の引き戸を開けて、大きな声で『ただいま』を叫んで靴を脱ぎ捨てドカドカと上がっていく雅治。
それに続いて、脱ぎ捨てられたデッキシューズを揃えて自分の靴を脱ぐ永太と、脱ぎやすそうなクロックスから足を外す澪ちゃん。
「お邪魔しまーす。」
私もミュールを揃えて置いて、ひょこひょこと歩く雅治の跡を追うと、永太の家の立派な今を更に上回る立派な畳の部屋に辿り着く。
「けーいみそーちー。あら、永太に澪も。………ウンジュや?」
その部屋の机を拭いている、艶々ロングの黒髪の切れ長の目の女性が、うちなーぐちで『おかえり』を告げる。
「姉さん久しぶり。こちはら雅治から聞いてるでしょ?東京の子。」
「ああー!ウンジュが悠莉やいびーんね!」
この女性が永太のお姉ちゃんなんだ。
確かに………絶世の美青年と言っても過言じゃない永太に比べたら普通だけど、日本人らしい黒髪に、涼しげな切れ長の目は永太と同じで、やけに色っぽい。
「雅治からひっちー聞いちょるよ。」
「あ…どうも。渡辺悠莉です。」
目を細めて笑う顔なんて、無駄にエロい。雰囲気は永太そっくりだ。