【完】イケメン*眼鏡*ランデヴー
上原港まで、その楽しいドライブを堪能し、船で西表島へ、更にそこから路線バスを使い、星砂の浜へ。



近くのペンションで水着に着替えた私達は、太陽の光が注ぐビーチへと飛び出した。



「うわー悠莉、うみたん以上に細い体さぁ。」



「えー、澪ちゃんには言われたくないわ。澪ちゃんだってあばら骨出てんじゃん。」



お互いガリガリの体を見合って言い合う私と澪ちゃんに、隣の永太が鼻で笑う。



「貴女方は太ろうと思っても難しそうですね。」



「やーはちびがいなぐみたいにスベスベプリプリぐゎーやさ。」



嫌味を言われた仕返しか……いや、澪ちゃんだからそれはないだろうけど、ピタッとフィットするような太ももまでの水着を纏った永太に対し、澪ちゃんは指を差して言う。



服を着ていても分かる色気駄々漏れの永太の体は、こうして水着になるともっと色っぽい。



褐色の肌を持つ永太の滑らかな肌、その上に乗っかる、各部位の筋肉、男のくせにガッツリくびれた腰、ピーマン型の小さなプリケツ……全てに無駄がない。
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