【完】イケメン*眼鏡*ランデヴー
星砂を拾い集め、私達はペンションでテーブルを借りて星砂を瓶に詰める作業に入った。



「小さい巻き貝入れたらかなり可愛いじゃん!」



「だーるなぁ。澪、ゆたさんわじゃしちゃんな!」



雅治がいい仕事をしたと澪ちゃんを褒めると、澪ちゃんは無表情ながら雰囲気でほわんほわん、と周りにお花を撒き散らす。



この子、基本褒められると可愛いリアクション取るんだよね。



手先の器用な永太と澪ちゃんはいち早く綺麗な星砂と貝殻を小さな瓶に詰め終え、コルクで蓋をしている。



っていうか、視力悪い二人が早く終わって、視力良い私と雅治が時間かかってるってどういうことよ。



いやね、普通の砂と星砂を分けてピンセットで摘まみ出す作業がね、難しいんですよ。



「ぬぁぁ!無理!わんにやちまちましちゃん作業無理やっしー!」



「諦めなさんな。ほら、ピンセット持ち直しなさいよ。」



「あいー。」



流石永太ママ。雅治を慰めつつ、ピンセットを持たせて作業を再開させている。



私も早く終わらせよう………ぬぁぁ!私にもこの作業向かない!
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