【完】イケメン*眼鏡*ランデヴー
うちに辿り着き、私はそんなに多くなかった荷物を少しずつ纏めながら沖縄での日々を思い出す。



初めて来たときは、暑いし陽射が痛いし潮風がベタベタで頭に来ていた気がする。




んで、永太に初対面で失礼なこと言われて地獄のドライブした後に、澪ちゃんが来て、雅治が到着して。



初めての学習の時は、澪ちゃんの天然でゴーイングマイウェイな行動にビックリしたっけ。



あ、初めて海の中を見たときは感動したなー。雅治がなんか、童話に出てくる王子様みたいで。



それから、永太のお気に入りの蛍の見える丘に連れていって貰って、キスされちゃって。その次の日、澪ちゃんと雅治にバレて二人が激おこで。



で、二人に気持ちを伝えられて、それからのアプローチと来たら、私も困るくらいにストレートで。



永太のエイサーに気持ちが踊ったり、澪ちゃんのタンホイザーに心が震えたり、雅治のウェイクボードにときめいたり。



あー、忘れちゃいけないのは雅治と夜の学校で観た星空!あれは綺麗だったなぁ。心配かけたけど、綺麗だった。



勉強として収穫があったのは、戦争のこと。壕に、ひめゆりの搭に、雅治のお祖父ちゃんの話に。



思い出すのは、大事な、楽しかった思い出達ばかり。
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