【完】イケメン*眼鏡*ランデヴー
そして、私の目の前に立ったかと思うと、澪ちゃんは私をお姫様抱っこと俵担ぎの中間みたいな抱き方で持ち上げる。
スポットライトを浴びて、意味が分からず固まる私。
そんな私を抱えたまま、澪ちゃんはホール中に響き渡るように叫んだ。
「わんぬエリザベートや生きていた!ぬで、クリから愛ぬ逃避行をする!」
「えっ…………えぇぇ!?」
ホール中からヒューっとからかうような指笛の音や、拍手や、ざわめきを浴びながら、澪ちゃんは私ごと外へ走り出す。
最初こそ混乱して固まっていた私だけど、その大胆行動に笑が込み上げる。
「あっ………はははは!何やってんのー!これヤバイやつー!」
「後で部ぬんなぁんかいお説教確定やっさー!」
大声で叫びながらも足を止めない澪ちゃんに、演劇部の皆にお説教を食らう澪ちゃんを想像して、更に笑が込み上げて、涙が出るまで笑ってしまった。
スポットライトを浴びて、意味が分からず固まる私。
そんな私を抱えたまま、澪ちゃんはホール中に響き渡るように叫んだ。
「わんぬエリザベートや生きていた!ぬで、クリから愛ぬ逃避行をする!」
「えっ…………えぇぇ!?」
ホール中からヒューっとからかうような指笛の音や、拍手や、ざわめきを浴びながら、澪ちゃんは私ごと外へ走り出す。
最初こそ混乱して固まっていた私だけど、その大胆行動に笑が込み上げる。
「あっ………はははは!何やってんのー!これヤバイやつー!」
「後で部ぬんなぁんかいお説教確定やっさー!」
大声で叫びながらも足を止めない澪ちゃんに、演劇部の皆にお説教を食らう澪ちゃんを想像して、更に笑が込み上げて、涙が出るまで笑ってしまった。