【完】イケメン*眼鏡*ランデヴー
自分の言いたいことを言ってのけた永太は、満足そうなドヤ顔をかますと、私を離しさっさと自室へ去っていった。



「あ…あはは、私あいつ選んだとしたらどうなるんだろ?」



「良くて性奴隷さー。」



オイィ澪ちゃん、そのぽんわりした無表情でなんて言葉を!しかも良くてそれですか!?



「なんくるないさー、わんを選べば優しく餌付けするから。」



「エー、どさくさに紛れて株を上げげようとさんけー!」



すかさず澪ちゃんにビシッと突っ込む雅治に、なんだかふはっと笑みが溢れる。



あー、私好かれてるなっていう嬉しさと、だけども緊張感のないこの雰囲気が、なんだか凄く心地良い。



「ユーリ、わったーも永太ぬ踊る祭りんかいりっか。」



「うん!皆で行こう!」



沖縄民謡のエイサーのことはレポートにも纏めたいし、なんだか楽しみになってきた。
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