LOVE SICK【完】





「瑠瘉、さっきから機嫌悪くね?」



帰るときは篤志も来てくれたから



組同士で帰ることになった。



「なにもないもん!」



実はさっきのことでちょっと怒ってる。



「何もなくないだろ?言えよ」



「言わない!」



私は不機嫌のまま歩くスピードを速くする。



「早いって!」



玲央は本当に鈍感。普通気づくでしょ?



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