LOVE SICK【完】

近くて遠い存在






可南と恋バナしながら行くから今日も一緒に行けない。



そういうメールが来た。



このメールは何回目だろう。



気づけば季節は夏に近づいてきた。



今は5月。



花の心地よい香りとは裏腹に俺には悲しいオーラが漂っている。



「おはよー玲央」



今日も篤志と登校。



「...はよ」



適当に返事を返す俺。







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