LOVE SICK【完】






「あ、おはよ.....」



そう言って下を向く。



「.....あ、ごめん。またか」



可南は私の前にいる玲央と女の子を見てそう言った。



「いいよ。いつものことだよ」



言葉ではそんなことが言えるけど



心の中ではなかなか言えない。



こんなに最低なことをしているのに私は玲央がすきなんだ。



「ねぇ、言わないの?」



「え?なにを?」



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