LOVE SICK【完】
「お母さん....お母さん!」
お母さんが懐かしくてお母さんの胸に飛びついた。
「....瑠瘉。ごめんね」
「いいの。こうやって戻ってきてくれるって信じてたから」
お母さん。
「瑠瘉......。まだお母さんって思っててくれたんだね」
何を言ってるのだろう?
「どんなことをされたって世界に一人だけのお母さんだよ?私を産んでくれたたった一人のお母さんだよ?当たり前じゃん」
お母さんとのトラブルが起きたのはちょうど10年前。
小さかったけど鮮明に覚えている。