LOVE SICK【完】
そこには知らない女の人がいた。
でも、どこか瑠瘉に似ていた。
「こんにちわ、玲央君。まだ瑠瘉はかえってないけど...」
「あ、そうですか。ありがとうございます」
誰だろう。
「あ、私瑠瘉のお母さんです」
お母さん!?瑠瘉のお母さんなんて初めて見た。
「よろしくね?」
すごく優しくてそういうところがまた瑠瘉に似てるな、なんて思った。
「こちらこそです」
軽く挨拶をして瑠瘉がどこにいるかを聞く。