負け犬予備軍の劣等人生
電話を切ってから、
なぜか、涙が出てきた。



後悔しているわけではない。



自己嫌悪なのか・・・
なんの涙かわからない。



でも、きっとこれで、
彼からの評価がもっと
下がったのではないか・・・
余計、距離をあけて
しまったのではないか・・・・




そんなことを感じていた。



彼からの条件は
間違いなく前よりも
立場が悪くなっている。
彼のことを詮索しては
いけないのは当然、
私から連絡しては
いけないといわれたのだ。



私が彼を
必要としている理由は、
自分がしんどいとき、
辛いときに
パワーをもらいたいから・・・。


好きな人っていうのは
自分が弱っているときこそ、
頼りにしたい、
甘えたいものではないのか。




でも、彼の求めている女性は
決して甘えなど言わない、



凛とした、自立した女性。

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