負け犬予備軍の劣等人生
やっぱり、その後、
彼はマイペースに
帰ろうとしていた。






やっぱり、
本当にこれだけなのか・・・。
今までのように
楽しく会話の時間を
作ってくれないの?



明日が誕生日なだけに、
もう少し
一緒にいてほしい・・・


私は、
思い切って、きり出した。




「あと一時間だけ
一緒にいてくれない?」






時刻は
ちょうど23時を
過ぎたところだった。








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