負け犬予備軍の劣等人生
彼の答え・・・・。





「無理です。」






私は
目に涙が溢れそうになるのを
必死でこらえながら






「明日、
誕生日なんだけど・・・。」






「知ってますよ」





それは今、
私がきりだしたことで
思い出したのか、
元々覚えていたのか、
そこまで聞く勇気はなかった。


とうとう、
こらえきれなくて
溢れ出てしまった涙を
拭っている私を見て






「それじゃ、
今までと変わらないやろ?
ここを乗り越えないと
お前は、変われない。」
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