負け犬予備軍の劣等人生
さて、話は戻るが、
その日
私は目が腫れている
というのを理由に
眼鏡をかけて、
デートしていた。


デートなのに
眼鏡かけるとは
なんて失礼なんだ!?
と思ったけれど、
やっぱり自分の100%
納得できる顔じゃないときに
そのままデートするのは
女の子として
隠したくなるのが
自然な発想。



夜になり、
眼鏡をかけていることを
忘れるくらい、
話に夢中になっていた私に、
聡君が一言・・・



「眼鏡外せばいいのに・・・」



え!?



こんな二人っきりの
夜景の見えるレストランで
そんなこと言われたら、
緊張してしまうじゃないか!?


三回目のデートだし、
これが、
『来る』サインなのか!?!?
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